
毛にはヘアサイクルと呼ばれる成長周期があり、何度も生まれ変わりを繰り返しています。
まずはぐんぐん毛が伸びる「成長期」。毛乳頭にある毛母細胞の分裂で毛球が生まれ、毛乳頭から盛んに栄養分を取り入れて毛は皮膚の表面に出てぐんぐん伸びていきます。それが終わると「退行期」に入り、毛母細胞の活動が低下します。毛球は毛乳頭から離れ、抜ける準備に入ります。そして「休止期」に毛は自然に抜けていきます。このとき毛乳頭は皮膚の中に残っていて休んでいます。そしてこの休み期間が終わると、また毛乳頭から毛が生まれ、ヘアサイクルが繰り返されます。つまり、この毛乳頭があるかぎり毛は何度でも生えてくるのです。

毛の皮膚より出ている部分を毛幹、皮膚内にある部分を毛根、毛根の最も下の丸い部分を毛球と呼びます。そして、毛球の先端の凹んだ部分にあるのが毛乳頭です。
ヘアサイクルのところで説明したように、毛根などが抜けても毛乳頭だけは皮膚内にとどまり、新たな毛の発生・成長を促します。つまり、毛乳頭が毛の発生と成長の根本なのです。ムダ毛を抜いたり剃ったりしても、毛乳頭まで取り除くことは出来ません。いくら自己処理しても何度でも毛が生えてくるのはそのためなのです。逆に考えると、毛乳頭を何らかの方法で破壊できれば、二度と毛が生えないようにできます。これを利用して永久脱毛は行われているのです。